舞台美術とは、演劇やオペラ、ダンス、ミュージカルなどの舞台芸術において、舞台上での美的効果を創造するための美術技術やアイデアのことで、一般的に美術監督のもと、大道具・小道具などの担当がいます。
舞台美術は、舞台の背景、セット、小道具、衣装、照明、音響などの要素を組み合わせて、演目の雰囲気、ストーリー、登場人物の性格や感情を表現することが求められ、舞台上での美的効果を最大限に引き出すために、役者の動きや観客席からの見え方なども考慮して、細かい配慮を行います。
また、舞台上の映像演出、投影映像、舞台装置、特殊効果なども舞台美術の一部となります。
大道具は、舞台上に設置される大きな装置や構造物のことで、舞台美術の一部として、演目のストーリーや世界観を表現するために用いられます。具体的には、背景となるセット、大きな家具や建物の模型、舞台上で移動する車両、巨大なプロップ(小道具)、モノレールやエレベーターなどがあります。また、演目によっては水槽やプール、滝や火山、滑り台やブランコなど、様々な特殊な大道具が使用されることもあります。
小道具は、演目のストーリーや設定に応じて、役者が手にする小さな装置や物品のことを指します。例えば、コップや皿、ナイフやフォーク、手紙や本、ノートパソコンや携帯電話、武器などがあります。小道具は、演目の進行にとって重要な役割を果たすことが多く、役者が小道具を使うことで、演目に深みやリアリティが加わります。
美術は、演目の成功において重要な役割を果たしますが、役者に事故が起こらないように、十分に安全が確保されていることが求められます。
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