照明さんのお仕事

照明さんは、舞台やコンサート、イベントなどでライティング（照明）の操作を行う専門家のことを指します。
照明さんには、大きく分けて演出の意図を組んでプランを作るプランナー（デザイナー）と機器を操作するオペレーターがいます。
もちろん小規模であれば、両方を兼務することも多くあり、チームを組んでお仕事をされている方もいます。

照明プランナーは、舞台の演出に必要な照明のデザイン、選定、配置、制御、演出などを担当する専門家です。照明デザイナーは、舞台や演目の雰囲気、テーマ、ストーリーなどに合わせて照明をデザインし、舞台上での演出効果を最大限に引き出すことが求められます。
プランナーは、演出家の元で働くこともあり、第二の演出家ともいわれるほど、舞台演出の成功に不可欠な役割を担っています。

照明オペレーターは、プログラムされた照明システムを操作し、イベントやパフォーマンスの要件に応じて照明の演出や調整を行い、照明機器のメンテナンスや修理、設定なども担当することがあります。
また、照明オペレーターは、技術的なスキルだけでなく、演出家、プランナーの求める一定のクリエイティブな能力も求められます。実際にライティングを調整し、照明効果を制御するのはオペレーターの仕事になりますので、舞台やステージの演出をより魅力的にできるかは、オペレーターの操作にかかっています。

照明デザイナーは、演目の種類、演出の方針、音楽、舞台美術などを考慮しながら、照明の色、明るさ、角度、スポットライトの位置、投影映像などを決定します。また、照明の操作を担当する照明オペレーターと連携し、リハーサルや公演時の照明の制御や演出を行います。